2016年8月10日水曜日

御馬下の角小屋

こんにちは♪
観光・郷土情報センター 肥後の梅太郎です

今回は、御馬下の角小屋(みまげのかどごや)をご紹介します(^v^)

豊前街道(現在の国道3号線)沿いにどっしりと佇む白壁の建物が、御馬下の角小屋です。

江戸時代に庄屋を務めるかたわら、質屋・酒屋を営んだ堀内家が代々暮らしていました。参勤交代の時は豊前街道を通る、細川や島津などの大名が、休息所としても使用していました。あの篤姫も、徳川将軍家にお嫁入りする際に、西郷隆盛と一緒に立ち寄ったんですって(๑•̀ㅁ•́๑)✧

現在の建物は、江戸時代後期、今から約200年前の1809年に建てられたといわれています。

御馬下の角小屋の前(3号線沿い)には、室町時代に作られた六地蔵があります。
何百年も人々の往来を見守ってきたんですね。

角小屋の入口は、道路側の裏にあります。どこから見ても立派な佇まいです
敷地は、当時とほぼ同じで300坪もあるそうです(゜o゜)

角小屋は、お店を営んでいた町屋部分と、座敷部分が合わさったとても変わった構造をしています。このような建物はとても珍しく、建築史上でも貴重なものだとか(^v^)

中には、当時そのままの貴重な調度品などがたくさん展示してあります
江戸時代にタイムスリップした気分になりますよ( •̀ .̫ •́ )✧

奥の座敷にある「御成の間」では、お殿様にも会えます。凛々しい
「次の間」や「御用人の間」には、お供の方もちゃんと控えていらっしゃいます。
 

敷地内にある資料館にも、古文書や参勤交代の時に使用した日本地図、籠などなど、江戸時代からの堀内家の貴重な記録がたくさん展示してあります。見ごたえたっぷりで、とても興味深いものばかりでした。

 実は、御馬下の角小屋は、海軍体操の創始者で、日本初の落下傘部隊の隊長として知られる堀内豊秋大佐の生家でもあるんです☆ 資料館には、堀内大佐の写真や手記なども展示してありました。

御馬下の角小屋の井戸は、熊本水遺産にも登録されています。

豊前街道をお通りの際は、ぜひ立ち寄ってみてください♪
みなさんも、江戸時代にタイムスリップしませんか?ヽ(^。^)ノ   


◇御馬下の角小屋
開館時間 / 9:30~16:30
休館日 / 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料 / 高校生以上200円・小中学生100円
      (市内の小中学生及び65歳以上は無料)