2016年8月14日日曜日

石塘

こんにちは♬
観光・郷土情報センター 肥後の梅太郎です

突然ですが、石塘(いしども)ってご存知ですか?
今回は、くまもと森都心プラザのすぐそこ!にある石塘をご紹介します(^v^)

熊本駅の白川口を出てまっすぐ、白川橋を渡るすぐ手前の道!!
これが、石塘です(^◇^) 

石塘とは、二つの川を分ける堤防のこと とても大きな堤防なので、堤防の上は道路になっています。写真ではちょっと分かりにくいですが、右側が白川で、左側が坪井川です。

むかし、この辺りで白川と坪井川は合流していました。城下町を洪水から守るために、加藤清正公が石塘を築き、二つの川を分離します。これにより城下町は洪水から守られ、有明海への運搬路として坪井川を利用できるようにもなりました。清正公さん、さすがですね~(^o^

日本で最も古い分流工事の一つとされていて、熊本水遺産にも登録されているんですよ。
毎年お正月には、消防出初め式が開催される場所としても有名です(^v^)


森都心プラザの水辺広場にあるモニュメントは、石塘堰(いしどもぜき)の跡です。
堰(せき)とは、水をせき止める役割を果たすもの(^v^)
細川家の時代に、下流の水田に灌漑するために築造されました。
大正12年の洪水で大きな被害が出たため改造工事が行われ、大正14年に完成します。

その後の度重なる洪水で、昭和になって堰は撤去・移設されました。

現在は、水辺広場のシンボルとしてその遺構が残されていますv(*´∀`*)v

 清正公さんの時代から続く、治水の歴史を感じますね~(^。^)
森都心プラザにご来館の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね